WEB3SAP

ティザー映像

確かにそこには、「熱」があった。

 

昨年7月、NoMaps総合プロデューサーの依頼を受け、弊社ブロックチェーン戦略政策研究所の発案で始まったWeb3Sapは、突貫工事ともいえる準備を経て10月に開幕した。会場となったEZOHUBでは、各地から招かれた15名の登壇者がそれぞれの分野で獲得した知識と経験を披露し、ブロックチェーン技術を基礎とする真新しいWeb3と呼ばれる運動が、どのように地域社会に活用できるのか、そして北海道の地でWeb3を用いて何ができるのか、「熱」を帯びた議論が行われた。

 

約1年を経て、今年も札幌で開催する運びとなりました。1年という時間だけでは、北海道にWeb3の運動を根付かせるには至っていません。しかし、日本および世界でのWeb3は大きな動きを見せています。自民党Web3PTによるホワイトペーパーの策定・公表により、日本政府の骨太の方針にもWeb3の政策が入り込みました。これは政府が国を挙げてWeb3運動を強く後押ししていこうという証であります。この政府・自民党の動きを受け、国内の大手企業も大きくWeb3の運動への投資や、Web3関連の子会社設立などに動き出しています。

 

国外の状況を見てみると、前回のWeb3Sap直後に起こった米国でのFTX事件をきっかけに、各国政府当局が規制の強化に乗り出しており、クリプトの価格も大きく下がる「クリプトの冬」と呼ばれる季節が続いています。現在も米国当局が大手暗号資産取引所を提訴するなど、その規制強化の流れは止まっていません。この影響はEU等先進諸国にも大きく及んでいます。翻って、小国とよばれる国々ではどのような動きになっているのかと参照していくと、Bitcoinを法定通貨としたエルサルバドルや中央アフリカ共和国などでは、強国のマニピュレーションによって自国通貨の価値が不安定になっているところからクリプトの活用が有効化されていることが証明されつつあります。世界は規制に向かっているようにも見えますが、日本は世界に先駆けて暗号資産にかかる法整備等を既に行っており、世界は日本の後追いをしている状況とも言えるかもしれません。このような中で、日本は世界に先駆けWeb3への取り組みを前向きに進めようとしており、これは大きなチャンスであるともいえます。

 

また、グローバル化によって世界が1つになっていく世界観が長きに渡って目指すべき価値観として人口に膾炙してきました。しかし、戦後そのような価値観を持った強国のマニピュレーションによるガバナンスの影響力は小さくなっていき、発展途上国と呼ばれていた国々の経済的な台頭などでバランスが崩れたことにより、昨今世界各地で紛争が頻発し、長期化など混乱が続いています。Web3の技術的ベースとなったBitcoinは2008年のリーマンショックという世界的な混乱の時期に世に出てきたことを踏まえると、現在の世界の混乱は、新しいムーブメントが世に出てくる予兆になるかもしれません。北海道、そして各地の市町村は、世界とは物理的な距離があるとはいえ、価値・物流・情報空間を通し、世界の動き・新しいムーブメントと直結している関係性であることを肌で感じている日々であると思います。

 

この混沌とした状況の中で、次世代につながる新しい芽になりうるブロックチェーン技術、それをベースにしたWeb3の運動を考え、我々の生活にどのような影響や新しい価値を与えることができるのか、どのように仲間や他者とのコミュニケーションをうまく発展させることができるのか、そして価値や人を動かす組織の新しいガバナンスをどう構築していくのか、昨年に引き続きWeb3Sapの場で「熱」を持って各スピーカー、来場者と議論できたらと考えています。

 

今年も札幌のEZOHUBに、エキスパートをお呼びして、混乱の世の中で、次世代につながる息吹をWeb3の運動の中に見出せるよう戦略会議という名のカンファレンスを開催させて頂きます。

 

多くの方にご来場、ご視聴いただきたく思っております。

 

今年も今年の「熱」を皆様に感じていただけたら幸いです。

2023年6月14日

株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所

代表取締役 樋田桂一

概要

9月13日から17日まで札幌で開催されるテクノロジーxエンターテイメントの祭典「NoMaps2023」の中で、昨年に引き続き、9月16日にWeb3カンファレンスを開催いたします!

 

 Web3というブロックチェーンをツールとしたムーブメントと、地方創生というこれまでさまざま取り組まれてきた文脈で、さらに深く議論し、変革へのきっかけになるイベントにしたいと考えております。「Web3 x 地方創生」を切り口にして、地元札幌での名士の方々と、日本のみならず世界中でご活躍されているWeb3のプロフェッショナルな方々を札幌へ招聘します!コラボしながらのセッションをすすめてまいります。Web3に関する4つのセッションで構成されております。

日時

2023年9月16日(土)13:00~18:00

会場

コワーキングEZOHUB

〒060-0908
札幌市東区北 8 条東 4 丁目1-20

サツドラホールディングス株式会社本社 2 階

札幌駅東口から徒歩 11 分

サツドラ北 8 条店入り口左手階段より 2 階にお上がりください

スケジュール

12:30 開場

13:00 開始・挨拶・趣旨説明

13:10 session1「Web3x地方都市での活動の底流に流れている思想と、その影響について考える」

13:10 session1

「Web3x地方都市での活動の底流に流れている思想と、その影響について考える」

佐賀県嬉野市、福島県西会津町、そして石川県加賀市。それぞれの地域においてWeb3の運動・活動を用いて、新たな共同体作りとなる取り組みが始まっている。都市部だけでなく地方においても共同体の空洞化へ向かっていると言われる昨今において、それぞれの地域で見えてくる新たな共同体を支える思想はどのようなものを考える。

登壇者

落合 渉悟
落合 渉悟
落合 渉悟

Solidity House

CEO

内田善彦
内田善彦
内田善彦
内田 善彦
内田 善彦
内田 善彦

クエストリー/周南公立大学

取締役/教授

佐竹宏平
佐竹宏平
佐竹宏平

株式会社Root-N

代表取締役

コーディネーター

樋田 桂一
樋田 桂一
樋田 桂一

株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所

代表取締役

14:20 session2「Web3×一次産業最前線 現状と未来」

14:20 session2

「Web3×一次産業最前線 現状と未来」

一見してWeb3から遠いところにありそうな一次産業。農業、水産、課題山積の一次産業ではデジタル化はもちろんWeb3の取り組みが立ち上がる実はホットな領域。各分野の第一線で取り組むプレーヤーが集まり、ここでしか聞けないぶっちゃけ話で最前線に迫ります。Web3が一次産業にもたらす未来と課題とは?

登壇者

杉村尚紀
杉村尚紀
杉村尚紀
杉村 尚紀
杉村 尚紀
杉村 尚紀

合同会社WaterGate

代表社員

田中一弘
田中一弘
田中一弘
田中 一弘
田中 一弘
田中 一弘

MeTown株式会社

代表取締役

岡部 典孝
岡部 典孝
岡部 典孝

JPYC株式会社

代表取締役

コーディネーター

桜井 駿
桜井 駿
桜井 駿

株式会社デジタルベースキャピタル

代表パートナー

15:30 休憩

15:40 session3「Web3x 文化・芸術の評価設計ーこぼれ落ちゆく価値をすくう方法」

15:40 session3

「Web3x 文化・芸術の評価設計ーこぼれ落ちゆく価値をすくう方法」

文化芸術の世界は、言葉にできない感動を生み出していく。しかし、社会の価値を測る指標は、言葉よりも粒度がはるかに荒い。そのため、文化芸術の多様な価値は社会からこぼれ落ちていく。しかし、これは文化芸術に限った話ではなく、地域活動や保全活動、教育分野にも言える。短期的な経済価値だけでなく長期視点から求められる多様な価値をすくう技術について考える。

登壇者

高橋ミレイ
高橋ミレイ
高橋ミレイ

CuePoint LLC 

Representative Director,CEO

長谷川愛
長谷川愛
長谷川愛

アーティスト/慶應義塾大学准教授

庄司昌彦
庄司昌彦
庄司昌彦

情報社会学/武蔵大学社会学部教授

コーディネーター

山峰 潤也
山峰 潤也
山峰 潤也

NYAW

CEO

 

16:50 session4「Web3x北海道での活動と展開について、地元のプレイヤーと考える」

16:50 session4

「Web3x北海道での活動と展開について、地元のプレイヤーと考える」

地元北海道において、NFT事業や地域通貨などWeb3の事業を進められている方々をお呼びして、現在取り組まれている事業と今後の取り組みによる影響についてお話しいただきます。ボーダーレスであるWeb3の技術だからこそ、リアルな場である北海道ならではのWeb3の取り組みとはどのようなものなのか?を考えてみます。

登壇者

畠中 博晶
畠中 博晶
畠中 博晶

株式会社あるやうむ

代表取締役

古里 圭史
古里 圭史
古里 圭史

株式会社リトルパーク

代表取締役

大津晶
大津晶
大津晶
大津 晶
大津 晶
大津 晶

国立大学法人北海道国立大学機構 小樽商科大学商学部 社会情報学科

教授

コーディネーター

樋田 桂一
樋田 桂一
樋田 桂一

株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所

代表取締役

18:00 エンディング

総合司会

廣岡 俊光
廣岡 俊光
廣岡 俊光

北海道文化放送

アナウンサー

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チケット

リアル参加者 3,000円
募集人数

一般参加者 70 名

NoMaps2023の各種チケットサイトリンクです。

本イベントのみのご参加を希望される方は、『NoMaps WEB3チケット』をお求めください。

 
ライブ配信視聴 無料

YoutubeLiveと

アーカイブにて配信

 

Twitter ハッシュタグ

#web3sap

主催・事務局

株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所(BSPI)

NoMaps実行委員会

協力

小樽商科大学

Ozone合同会社

映像配信

ものかたり株式会社

メインビジュアル・デザイン

桑原賢吾

スポンサー

株式会社IndieSquare